The 5th day

どっちだっていいよ、
判らないよ、
助けてよ、

頭を抱える私を彼がわらった。



「もう疾うに決まってるくせに、」



貴方が幸せならそれで良いのです。
どちらに転んでも何も変わらない。
選択した時点でもう片方の未来は消滅するのだから後悔もできないはずだ。
生きていればそれで良い。
そんな訳あるか。
出来るなら、幸せでいたい。
出来るなら、
だけど、



「献身的だね。」

まあ、でもと彼は続けた。



「どうせどちらだって、君は後悔するのさ。」



やめてという気も起きなかった。
きっとその通りだから。
2011/02/27


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