11
まるで風船ガムみたい
膨らんで、弾け飛んで
君のこと、もっと好きになる。
とめどなく、とめどなく、
溢れるものが、空気だったらいいのに。
12
ラットも良いなとか思っちゃう
あたしはきっと重症患者。
13
今日がまた逝ってしまう。
太陽は僕を連れて逝ってはくれない。
今日もまた。
君なしの世界なら止めてくれていいのに。
秒針は止まらない。
太陽が昇る。
14
汚い手で、触んな!
って、怒鳴ったら
てめぇのが、汚ぇだろ!
って、怒鳴り返された。
はぁ!?
って、また怒鳴り返して、
自分の手を、見てみたら
何だか真っ赤だったので、
どうやら、俺の負けです。
(生まれてきて、ごめんなさい。)
15
眠い眠い眠い眠い。
じゃあ、寝ろなんて、
野暮な事言わないでよ?
野暮じゃないって?
分かってないなあ、もう。
明日の朝、目が覚めなかったら、
君責任とってくれるの?
あー、眠い……。
(本末転倒。)
16
神様は、穢れなく
平等で、
慈愛に満ちており、
あ、間違えた。
平等って時点で、
慈愛には満ちてないわ。
まあ、俺にとって。
(誰だって、自己愛は持ってる。)