Short

61

君が呟く @で返信
そこに君は見えないけど

僕が呟く @で返信
そこに僕は居ないけど

(電波なんかより君に触れたいんだよ、ねえ)
▲ reset

62

決められているから。
当たり前だよ。
と、皆が言った。

何故?
と、僕が問うと
誰一人答えられなかった。
▲ reset

63

何で誰も僕を見てくれないの。
なんでなんでなんでなんでなんでなんでなんで
なんて、塞ぎ込んでいたら、

『だって、君、目も口もないじゃない。』
と、指を差されたので、

『確かに、』
と、嗤った。
▲ reset

64

最低限の処世術ですから、
それくらい。

一体、君はあたしの
何を知ってるって言うの?

(勝手に良い子にしないで。)
▲ reset

65

痛いのは、やだ。
とか、
苦しいのは、嫌い。
とか、
真実なんて割と単純。

(簡単ならいつでも。)
▲ reset

66

私は貴方のコピーです。
そしてその隣の貴方のコピーでもあって、
そのまた後ろの貴方のコピーでもあります。

誰にも嫌われないようにと
皆から好かれるようにと
色んな「貴方」をコピーしていったら
私はよくわからない生き物になりました。

そうして、何もかも、
何もかもが、
どうしようもなくなるのでした。

「私」は何処でしょうか。
▲ reset

67

君を責める、自己投影。

私じゃないの、君が悪いの。
君が嫌いなの。

触らないでよ、視界に入らないでよ。

(ああ、居なくなって欲しいのは、私、なのに。)
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68

物語の主人公は私じゃないと知った、13の春。

物語の脇役にもなれない、16の夏。

物語の石ころより存在感のない、19の秋。

物語の存在を疑う、22の冬。

あの日はもう二度と来ない。
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69 インスタントヒーロー

助けてと叫べば
即座に現れて、
悪者を倒してくれる。

ただただ、正義のままに。
文句も言わず、
弱音も吐かず。

大丈夫かい?
ありがとう。
なんて、形式的な会話を交わした後、

ふと、
この人の涙を拭うのは誰なんだろうか、
と、思った。
▲ reset

70

私は有機物の塊です。
それに心や感情や何やかんやついていますが
所詮は有機物の塊でしかないのです。

だので、土に返すのが、
最も良い処理の方法だと思うのですが、
どうやらこっちでもあっちでも罪になるらしいので、

(生きていないのなら、罪も何もないだろうに。)
▲ reset
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