お題

041 底無し(そこなし)

底なし沼から手だけを出して足掻く君が、
何だか愛おしく思えたので、
戸惑いながらも僕は、
その手を優しく踏み躙ってみたのです。

君の不幸は蜜の味

▲ reset

042 ダーク(だーく)

ダークロイヤルファイヤー!とか、
そんな感じの必殺技を僕も持っていたなら、
この世界を何かちょっと明るい感じに出来たりしたのでしょうか。

臆病者の僕は、今日も屋上で寝転びながら、
そんなありえない妄想をしている。
▲ reset

043 ダイヤモンド(だいやもんど)

私は傷ついたりなんかしないのと、
笑った君は、

たった一言で粉々に割れて、
空の彼方へ飛んでいった。
▲ reset

044 太陽(たいよう)

地球の裏側を通って
太陽は温泉を沸かしているの
それを聞いた太陽はそのことを大層誇りに思いました。

時は経って、地球は丸いが定説で、
温泉を沸かすのは地熱です。

じゃあ僕には何が出来るのと、
宇宙で独り太陽は泣きました。

昔話a

▲ reset

045 知識(ちしき)

詰め込んで詰め込んで
図書館みたいになった僕の頭は、
予想外の事態に対応できないことに嘆いて、
また知識を漁る。

(外に誘う君の声には聞こえない振りをした。)
▲ reset

046 月(つき)

太陽がいなくなった真夜中じゃ
月明かりだけが頼りなの
それを聞いた月はそのことを大層誇りに思いました。

時は経って、
世界は煌びやかな電気で溢れ、
真夜中だって真昼間のように明るく、

じゃあ私には何が出来るのと、
宇宙で独り月は泣きました。

昔話b

▲ reset

047 手遅れ(ておくれ)

まだまだやれるんですお願いです。
ねえ時間だって無限にあるのです。
まだ本気を出していないだけです。
本気を出せば僕だってきっとそう、
もっと素晴らしいあの昔TVで見た
英雄みたいに大活躍できるのです。

だからねえ!

(ああ、まだ気付かないなんてもう手遅れですねと君がわらった。)
▲ reset

048 天使(てんし)

人口調整のために恋の矢印をコントロール。
突発的な恋が起きたならサービス残業でも
駆けつけて後処理をします!

何て夢のない仕事だと僕の隣の天使が嘆いた。
(ついでに僕も嘆いた。)
▲ reset

049 扉(とびら)

KEEP OUTのテープに囲まれた扉の中で
君は独り、何で誰も助けてくれないのと嘆いている。
▲ reset

050 友達(ともだち)

かってうれしいはないちもんめ
まけてくやしいはないちもんめ

あのこやそのこになれない僕は、
今日も空気みたいな日常を、
「友達」と過ごしている。
▲ reset

お題配布元:  【詩を書くあなたに100のお題】

©2008 ParANoIa
Helium. | Gamin