Middle

指に力を込めて

僕の脳みその中には
いつからか少年が住みついている。

そして
ねえ、いつ死ぬの?
と毎朝嬉しそうに問うのだ。

そりゃあ
生きていれば
いつかは死ぬのだけど
別に僕はその時を
今知りたい訳じゃない。

ただそう毎日囁かれると
気が狂いそうなので、

それこそ、
今をその時に
してしまいたくなるので、



僕が静かに
彼の首に手をかけると、

そんなことをしても
あんたが屑なのは変わらないのに。

と、君がわらった。
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