センチメンタルジャーニー
もし、私が死んじゃった時は
お前なんか大嫌いだって泣いてほしい。
私も、君なんか大好きだから。
2012/07/24
明日世界が終わるなら
君に好きだって言いに行く。
でも、明日世界は終わらないから
僕はそもそも君に会いに行かない。
そうやってきっと、
何も伝えられないまま、
(静かに死んでいくんだ。)
2012/07/19
私の恋もあの子の恋も
全部全部重力のせいにしてしまえ。
宇宙まで飛んでいけばきっと、
こんな想いはしなくて済むんだ、そうなんだ。
2012/04/01
今日という日に託けて
君の本当の気持ちを知りたかったんだ。
もうさよならなんてそんなこと、ある訳ないじゃないか。
4月のお馬鹿さん。
(私の、馬鹿。)
2012/03/12
降水確率80%の天気予報を無視して
君の元へ駆けてくよ
なんて、言えもできもしないんだ。
だから、明日晴れたら会いに行くよ なんてさ、
相変わらず外は雨模様。
2012/03/11
世界は平和で、
私も平和で、
変わり映えがしなくて、
だからきっと、私は線路の下に興味を持ってしまったのです。
2012/03/07
あいきゃんふらい ゆーきゃんふらい?
I can fly.の黒板の文字は、
いつの日か屋上から羽ばたける日を心待ちにしている。
2012/01/30
体内時計はロスタイムが終わるのを
今か今かと心待ちにしながら
今日も時を刻んでいる。
グリコ
樹海に行ってみて
わっかとか作ってみたところ、で、
目が覚めて。
結局あーだこーだの柵に塗れながら、
今日も僕は部屋の中で足踏みを続けるのです。
2011/12/02
あたまがおかしいといわれたので、
それならなおしてよといったのですが、
きみのきたないあたまのなかなんかみたくもないよとかえされ、
まったくごもっともなはなしです
2011/11/12
死ぬ前に何かを成し遂げたいのだと、
金魚が泣いていた。
きっとそれも三秒後には忘れてしまうのだろう。
息が止まる時だってきっとすぐにそのことを忘れて、
君はまた泳ぎだす。
だから、多分それは幸せなんだよと溺れた金魚に僕は言った。
人は愛し愛されるために生まれてきたの。
と、彼女は言った。
もしそれが真実なら、
愛し愛されてもどこかで疑ってしまう僕は、
きっと生まれてすら居ないのだろう。
少なくとも彼女にとっては、
午前7時10分
今日も目覚まし時計は、僕を殺していく。
虚言癖
空を空で語る君の隣で
僕は空を見上げました。
どうせ裏切られるのだと
分かっていて、
それでも、
僕はその空が好きでした。
嘘吐きに戯れを
私は生涯で一つだけ嘘を吐きました。
「私は嘘を吐いたことがありません。」
嘘のレパートリー
今日六分の一。
明日五分の二。
明後日なら二分の一で、
明々後日は三分の二。
今日も私は幸せな嘘に溺れる、のです。
シュレーディンガーの猫は死んでしまった
猫が死んでしまった。
と、君が泣く。
蓋も開けずに君は泣く。
じょうずじょうずと
あなたがてをたたく。
なにがじょうずかきいてみたくて
わたしはだまってめをふせた。
代替品
所詮私には他の人にはないものなど何も。
例え、私が消えてしまったとしても
貴方はきっとすぐに代替品を見つけるのです。
それでいいのです。
自己紹介
臆病者で偽善者で嘘吐きで自己愛が強くて
疑ってばかりで取り繕って
何となく綺麗な言葉を並べて安心して
何だか消えたくなってでも実行は出来なくて
呟いて呟いてないてないてないていないいないばあ
それからそれからそれからそれから
そ れ か ら 、
蓋または栓
誰か助けてなんて言わない。
耳を塞ぐ。
目を塞ぐ。
心を塞ぐ。
塞ぐ。
ふさぐ。
ふさぐ、
増えていく
不甲斐ないまま生きる以上の
痛みと苦しみを。
例え一瞬でも忘れられるなら
何だって良いのです。
対話
『死なないの?』
「死ねないの。」
『恥ずかしくないの?』
「恥ずかしいよ。でも、
心臓が止まってくれないの。」
『殺してあげようか?』
「痛くしないなら。」
『無理だよ。』
「無理だよね。」
痕
大丈夫だから、治るから、
なんて、言いながら
君は僕を傷つけるのだ。
そうしてそうして
結局泣く、から、
(ねぇ、声を聞かせてよ。)
「君なんか大嫌いだ。」
そうすると
君は
奇遇だね、
と笑うのだ。
綺麗な逆さまの笑顔で。
(僕も君なんか大嫌いだよ。)
「私は愚かです。」
『そうやって、自分を特別視したいのですね。
可哀想に。』
「では、貴方は、
そうやって、「誰か」を、否定することで
自分を特別視しているのですか?」
『いいえ、違います。
本当に君は可哀想な人ですね。』
「違うと、何故そう言い切れるのですか?」
『……。』
(さあ、証明を。)
メリットデメリット
僕が居なくなったら
の
メリットを数えた。
後から後から溢れ出た。
いつまで経っても
夜は明けなかった。
僕が居なくなったら
の
デメリットを考えた。
ひとつだけ。
貴方はきっと泣くだろうな
と、思った。
簡単に夜が明けた。
論点摩り替え。
貴方の物差し。
「僕が出来るから
君に出来ないはずがない。」
キャパシティいっぱいいっぱい。
ああ、でも
貴方の方が世間様じゃ、上等人間。
きっと正しい。
だって、勝ち組だもの。
ハイ、ワタシガワルカッタノデス。
こっち見んな。
明日になったら、
明日になったら。
君の明日はいつになったら来るの?
そう問われて、僕はわらった。
(多分一生来ない、ので。)
鋭利な欠片を選んで
向こう側の彼が言った。
『ねぇ、死にたいんだけど。』
ああ、とうとう
いってしまうのかと思い、
僕は鏡を割った。
そして、
散らばった彼を
拾い上げるのだった。
(さあ、どちらの首をなぞろうか。)
ピース
私は未完成なのです。
まだ完成していないのです。
よって、これからが成長期なのです。
え?
言い訳じゃないよ。
ほんとだよ。
だから、お願い、
(そんな目で見ないでください、)
嘆いたって
何も変わらないって
理解しているから
泣くくらいは
赦してくれたって良いだろう。
(たとえそれが罪だとしても)
What A Wonderful World
いつだって強い人が正しいのです。
運だって何だって勝てばいいのです。
勝てば素晴らしいのです。
(ああ、世界は何て美しいんだろうか!)
「 。」
何故か振り向いてしまって、
ありふれた君の名前を恨んだ。
『ねぇ、交代してよ。』
「いやだよ。」
『何で?いらないんでしょう?』
「いらないなんて言ってないだろ。」
『手、』
「え」
『手首、』
「……。」
『ねえ、交代してよ。』
(もっと上手く生きてあげるからさ。)
メーデーメーデー、
戦争勃発。
あの子が笑ってない。
メーデーメーデー、
応答せよ。
大事件だ。
メーデーメーデー、
助けてくれ。
こんなこと一度もなかった。
メーデーメーデー、
機種変したから、
絵文字が使えないそうです。
メーデーメーデー、
一方通行の両想い
「『しまっておこう、
この気持ちは。
きっと、君を悲しませるだけだから。』
きっと貴方を悲しませるだけだから。」
そうですね。
誰にも迷惑をかけたくないと言うなら、
富士の袂なんてどうでしょうか。
誰にも迷惑をかけないでいけるらしいですよ。
噂によると。
(誰にも迷惑をかけないいき方なんてあるはずないのに。)
夢見る現実主義者
眠れないのだと彼が言った。
眠ったら夢を見るのだと、
それが当然で必然なので
だから何?と僕が答えると
彼は、叶わない夢が怖いのだ
と言うのだった。
叶ったら、それは現実でしかないのに。
(何を言っているのだろうか。)
大嫌い(笑)
死んじゃおうかな(笑)
死ね(笑)
(笑)つければ、
何でも許されるわけじゃないと思うけど(笑)
何も持っていない私が
涙を流すのは酷く滑稽な話なので、
何をするわけでもなく、
ただここに在るだけなので、
感情を動かす必然性もない訳で、
そうなので、ただ。
(これは、ただの水です。)
損得勘定、損得勘定。
はいはいはい。
どうせ、君が本当に笑ってるかなんて
一生分からないんだ。
(例え頭を割ったり、心臓を取り出したとしても。)
証明終了
最低限の努力もしないで
世界を憂えているような人間は最低です。
私は人から必要とされることは
何一つ出来ませんでした。
努力が絶対的に足りなかったのです。
悲しいです。辛いです。
他人を羨んでいる自分に嫌気がさします。
よって、私は最低です。
Q.E.D.
金平糖
お星さまの欠片を食べても
願いは叶わない。
お星さまの欠片を食べたから
願いが叶わない。
大丈夫だよって
好きだよって
君が必要だよって
誰かが言ってくれるのを
布団の中で
丸まって待っているのだ。
(自分からは何もしないで)
『雪が降る前に
君に 会いたい。』
雪が降り終わったから
きっと 会えない。
君は 僕なしでも泣かない。
きっと。
ついてる!!
ついてる!!
魔法の呪文みたいに
本当になれば良いんだ。