Long

六十億分の二

六十億分の二 で
君に出会って
六十億分の一 で
恋に落ちた

二十四分の十二 朝がきて
二十四分の十二 夜がきた

時間は 何でだか平等で
きっとそうさ 半分の確率
君との時間だって

ねぇ
夜が来る前に
手を繋いでて
闇に解けない保証 を
あたしは 持たない
だから



四分の一 で あたしは泣いて
四分の一 で 君は笑った

二十四分の十二 朝が去って
二十四分の十二 夜が去った

時間は いつもそう半分で
ずっとそうさ 平等な割合
君のその存在だって

ねぇ
朝が来るまで
声を聴かせてて
明日を繋ぐ保証 を
あたしは 持たない
だから



泣かないで って 言うなら
泣かないよ って 言うから

ねぇ
夜が来る前に
手を繋いでて
闇に解けない保証 を
あたしは 持たない
だから

ねぇ
夜が来る前に
手を繋いでて
ここが 永遠だなんて
あたしには 言えない
だから

だから
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