童話

シンデレラ

偶然の偶然の偶然の偶然で、
末永く幸せに暮らしました。

硝子みたいな脆いものに
運命を預けるなんて
とても僕には出来そうにない。

(ご都合主義の素敵な世界でおめでとう。)
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ヘンゼルとグレーテル

愛されていましたか。
愛されていたのですか。
幸せですか。
本当に幸せですか。

YESと答えようが
NOと答えようが
結果こそが全て。
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アリとキリギリス

怠けていたからいけないんだよ。
助けてあげることはできないよ。

確かに、と納得もするけれど。
でも、僕は独りだったのです。

……言い訳にもならないけど。

(ありがとう、さようなら)
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白雪姫

王子様のキスで目が覚めるらしいのです。
そしてこいに落ちるのです。
それが必然なのです。

たとえ、すでに心に決めた人が居たとしても。
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泣いた赤鬼

とても大切でした。
とてもとても、
言葉にならないほど、

それに甘えていました、
きっと、伝わっていると。

ごめんなさい。
ごめん、なさい、

(君の方がきっとずっと大切だった。)
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ごんぎつね

『「僕はとても愚かでした。
これっぽっちも君の事を
理解してなどいなかったのです。

ああ、泣かないで。』
   ごめんなさい。」
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赤ずきん

現実的に考えて 御覧。
赤頭巾 なんて
とっくに 溶けてる。

奇跡が 起こるのは
何時だって 御伽の國の中だ。
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